今、このページを訪れている方は、恐らく
「ハウスクリーニングで個人開業を考えているが(もしくは開業することにしたが)、掃除道具は何を揃えるといいのだろう」
と悩んでおられる方ではないでしょうか。
開業当初は、できるだけ道具一式に掛かる費用を押さえたいものです。
私は、主に空室清掃を専門に行っていますが、開業当初、道具一つを購入するにしても、吟味に吟味を重ね、できる限り初期費用が掛からないよう道具一式を揃えました。
ここでは、私自身が開業時に揃えた道具、後から購入したものの最初からあった方がいいと思う道具について、未経験者で始める方に向けて書きました(プロ用の道具を熟知している経験者の方の開業にはそぐわないかもしれません)。
独立開業する方の参考となれば幸いです。
なお、下記に紹介する道具は、私自身の見解により揃えたものです。
各々のお掃除屋さんにより、必要とする道具、愛用している道具、用途を同じくする道具であってもこっちの道具の方が使いやすいなど、個々で見解が違ってくるのは当然のことです。
あくまでも自己責任でお願いします。
- 刷毛ブラシ
- 掃除機
- スコッチ
- マイクロファイバークロス
- シャンパー
- スクイジー
- スプレイヤー
- ブラシ類
- 三枚刃
- セラスティック
- 洗車ブラシ
- アルカリ性洗剤
- 塩素系洗剤
- 酸性洗剤
- シャワーホース
- 長靴
- バケツ
- ゴム手袋
- 脚立
- 皮スキ
- ワックス用モップ
- ワックス
- 電磁棒
- コゲとりスポンジ
- ドライバー類
- エアコン洗浄機一式
- まとめ
刷毛ブラシ
あらゆる個所の埃を払う必需品です。
キズを付けないよう金属部にガムテープを巻いて使用しています。
掃除機
床の埃やゴミを吸い取るだけではありません。
クローゼット、下駄箱、巾木の埃、窓のサッシの土埃など、ありとあらゆる場所に使用します。
ゴミが溜まったらポンと捨てることが出来る紙パック式を使用しています。
スコッチ
通常のスポンジに比べて持ちが良いです。
黄色側はスポンジですが、緑色側は研磨粒子が含まれています。使う場所を間違えると傷をつけてしまう可能性があるため注意が必要です。
マイクロファイバークロス
吸水性・耐久性が良く、使い勝手もとてもいいです。
表と裏では毛の質が違うので適宜使い分けることが出来ます。
シャンパー
水分・洗剤を含ませて、窓ガラスの洗浄に使います。
スクイジー
窓ガラスの水を切ります。
洗面台の鏡、浴室の壁の水切りなどにも使用しています。
スプレイヤー
様々な種類があります。
私は、逆さにしても噴霧できるこのタイプを使用しています。
5色あるので洗剤の種類や希釈率によって使い分けすることができます。
しかし、違うタイプの物をいろいろ試しているうちに、逆さに出来ないタイプならそれなりに使っている自分に気付きました・・。
自分のお気に入りとなるものを探して下さい。
ブラシ類
主に100均のものを使用しています。
常時3~5本位は用意しておき、毛先が広がってきたら即交換します。
100均の物ではありませんが、浴室の床などは大きめのものを使用しています。
これまで、いろいろなブラシを使用したため、一度しか使わずにお蔵入りしてしまったものもたくさんあります。
三枚刃
窓ガラスについた汚れ、セロテープ、シール等を取り除くことが出来ます。
セラスティック
洗面台の蛇口根元周り及び排水周りの水垢、トイレ便器や貯水タンク蓋につく水垢、浴室ドア周りの水垢落としに使います。
洗車ブラシ
(黄色)壁面のすす払い、天井隅の蜘蛛の巣払いなどに使用しています。
(青色)ベランダ、玄関等の洗浄に使用しています。
アルカリ性洗剤
アルカリ性洗剤は、これがあれば十分です。
汚れ具合により濃度調整します。
ゴム手袋必須です。手が荒れます。
塩素系洗剤
カビ取り、漂白の次亜塩素酸は、ホームセンターですぐに購入できるこれ(ハイター、ブリーチ)を使用しています。
大きめの物を買い、この容器に小分けして使用しています。
仕事の量が増え、使用頻度が多くなってきたら、容量の大きいプロ用(業務用)の次亜塩素酸を購入した方がお得です。
酸性洗剤
浴室、トイレ、シンク周りの水垢を落とします。
粘性で塗り置きができます。
次亜塩素酸使用後は、きちんと流してから使用しましょう。
シャワーホース
ベランダ、玄関、サッシ等の洗浄に使います。
ホームセンターで売っている15メートル程の安価なもので十分です。
長靴
浴室、ベランダの洗浄の際に使用します。
底型のつかない白色が無難です。
バケツ
1個や2個では足りません。
排水口パーツを次亜塩素酸で漬け込んでいるバケツ。
お湯を電熱棒で沸かすバケツ。
使い終わった雑巾を入れるバケツ。
私は一度に4~5個使用しています。
100均の10ℓのもので十分です。
ゴム手袋
素手での洗剤の使用は止めましょう。
手がボロボロになります。
いろいろ使ってみて自分の好みのものを探すといいと思います。
脚立
照明器具、カーテンレール、クローゼット中の棚、ブレーカーボックスなどの清掃に使用します。
目の届かない高いところの汚れを見ぬふりしてはいけません。
足には床に傷がつかないように靴下を履かせています。
下記に紹介するような格好の良い脚立用の靴下もありますが、私の場合、またまた100均の椅子用の靴下で代用しています。
皮スキ
サッシ、細い隙間に雑巾をあてがい汚れを落とします。
ワックス用モップ
私は、最初に45センチモップを購入したのですが、アパートの1Kなどのキッチンが狭い場合やちょっとした狭い個所には不向きなため、簡易式のものをホームセンターで買い足しました。
ワックス
シーバイエスの評判がいいと聞いていたので、艶の出るこれにしています。
電磁棒
お湯を沸かすのに必要なアイテムです。
コゲとりスポンジ
100均で売ってます。
水回り、コンロ周りなどバリエイション豊富ですが、素材によってキズが入らないか用心が必要です。
ドライバー類
私は、必要に迫られ、プラスもマイナスも大小各種、そしてプラスのチビドライバー等持っていますが、最初はプラスとマイナス1本ずつあれば足りると思います。
ペンチ類もあった方が何かと便利です。
エアコン洗浄機一式
エアコン分解洗浄に使用します。
掃除道具機材の中で一番高価なものです。
まとめ
どうでしたか。
私が、開業時に揃えた道具を並べてみました。一部、後から買い足して最初からあった方がいいんじゃないかなと思う道具も含まれています。
いろいろ使っていくうちに、自分のお気に入りに落ち着いていくと思いますので、最初からあれもこれもと揃える必要は決してないと思います。
そもそも、あれもこれもと考えているとキリがありません。
徐々に収入が出てきたら、必要に応じて買い足していくことで充分足りるものと思っています。
私の場合、これまで、いろいろな種類の道具を購入しましたが、結局一度しか使わずに道具箱の中に眠っているものもたくさんあります。
増してや、開業当初にイメージだけ膨らませすぎて、大量の道具を買い漁りすぎても、結局一度も使わずお蔵入りしてしまう道具も出てくるかもしれません。
最初は、自分の中で思い描く「掃除」というものに対する必要最低限の道具を揃えたら、あとは現場が教えてくれます。
慌てなくても大丈夫です。
どんどん欲しい道具、洗剤が出てきますから。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お掃除を始める方の参考となればうれしいです。